不動産の売却は、気軽に何度もやり直しの利くものではありません。
悔いの無い取引にするために、知っておきたいポイントをまとめました。
購入希望者への対応~マナー編~
購入希望者には、物件はもちろん、売主自身についても良い印象を持って頂きたいものです。
気持ちよく見学をして頂き、お互いに満足できる売買に繋げるためのアドバイスです。
買い手の立場に立った準備をしましょう。
1.まずは体験
住み替えの先の決まっている方も、まだの方も、他のオープンハウスを開催している方のお宅を訪れてみましょう。
買い手の視点で観察することで、良い点、悪い点が見えてきます。
オープンハウスに参加するのが難しい方は、親しいご友人や親戚のお宅を訪問してみてはいかがでしょう。
さすがに家の隅々まで観察する訳には行きませんが、玄関、廊下、リビング、トイレ等を、「買い手の立場に立って」観察してみましょう。
2.気持ちよくお迎えするために
お客様用のスリッパは、なるべく新品を用意しましょう。
見学にご家族でいらっしゃる方もいますので、数は余裕をもって用意すると安心です。
トイレットペーパーの残りが少なくなっているようであれば、新品と交換し、切り口は奇麗に整えておきましょう。
3.開放感の演出
室内は暗いよりも、明るい方が好印象を持たれます。そのため、購入希望者を招くのは日中が望ましいです。
日中であっても玄関やリビングは勿論、寝室や子供部屋などの室内、浴室からトイレに至るまで、全ての明かりを点けておきましょう。
さらに、窓を清掃し、カーテンを明け、外の光を取り込み、明るく開放感のある部屋を演出しましょう。
4.質問されても困らないために
スーパーや学校、病院と行った近隣の施設への移動手段を再確認しましょう。
バス等の公共交通機関や、車、自転車、徒歩での経路、所要時間を一通り把握して、メモを用意しておくと良いです。
また、付帯設備の資料やパンフレットも用意しておきましょう。